HONDAが日産・三菱と経営統合。車やバイクはどうなる!?

雑談

こんにちは、しろもじです。

少し前から噂があったホンダ・日産・三菱の経営統合(の検討)が、本日正式に発表されましたね。

スポンサーリンク

ホンダ・日産・三菱の経営統合。本当に大丈夫!?

ホンダと日産自動車は23日、経営統合の本格的な協議に入ったと発表した。2026年8月の統合を目指す。持ち株会社を設立し、両社が傘下に入ることを検討する。日産と企業連合を組む三菱自動車は25年1月末をめどに合流するかどうか判断する。3社連合が実現すれば販売台数は計800万台を超え、世界3位となる。国内勢はトヨタ自動車グループとの2陣営に集約され、歴史的転換点を迎えた。

産経新聞ウェブサイトより引用

記事執筆時、まさに経営統合に向けての記者会見が行われている最中です。

三菱は来年1月まで検討するとのことですが、何を検討するのかという感じですよね。

確か日産が34%くらい持っていたはずなので、検討も何もない気がするのですが。

事前にネットで言われていたように、今回の経営統合は実質的にはホンダによる日産の救済の側面が大きいと思われます。

少し心配なのは、本当に日産・三菱の負債(金銭的なものだけではなく、リスク要因も含めたもの)がホンダの手に負えるものなのかということ。

後からあれやこれやボロボロ出てきて、3ブランドまとめて沈んでいくという展開にならなければよいのですが……。

もうひとつ不安なのは、新規に設立される持株会社はホンダから社長が専任され、取締役も過半数はホンダからとのことですが、どこまでホンダ主導での統合がされていくのかという点。

中途半端に日産色を出すことで、どっちつかずの経営判断をすることになるくらいなら、どちらかが強烈にリーダーシップを持って引っ張っていく方が、統合は絶対に上手くいきますからね。

「昔のホンダは……」と皆言うが

リアルタイムで記者会見を拝見しチャット欄を見ていると「今のホンダの車は」とか「本田宗一郎が泣いている」というような意見が散見されました。

あくまでも個人的な意見ですが、ホンダは昔からよく分からない会社です(笑)。

F1のイメージが強いので一見豪快な印象がありますが、実は結構強かに経営する企業体質なのは間違いないでしょう。

F1は危なくなればすぐ撤退するし、車だって売れなくなれば伝統の車名でもあっさり切るし。

そうやってドライにやってきた結果、ここまで単独で生き延びてきたのがホンダであるといえるではないでしょうか。

なので、ホンダに1本信念みたいなのが通っていると思っている方がいらっしゃるのならば、それは全くの誤解で、エンジニアによってはそういう方もいらっしゃる、というのが正解ではないかと思われます。

社長の三部さんはもっと全面に出れば良いのに

歴代のホンダの社長で、私が最も印象に残っているのはやはり四代目社長の川本信彦氏。

うろ覚えなんですが、その頃の社長はサーキットに出向いて市販車やレースマシンを乗っていたような気がします。

確か福井社長とか伊藤社長辺りは、TVでもそういうシーンが放映されていた覚えがありますね。

八郷社長は車を持っていない初めての社長というので結構有名になりました(笑)。

現在の三部さんも確かレースは好きだったはず。

現在はトヨタの会長である豊田章男さんがレースに出てたりして、すっかりお株を奪われた感がありますが、やはりホンダの社長にはそういうアピールをしていって欲しいと思います。

イメージ戦略でもいいんですよね。

車はすでにコモディティ化しているとはいえ、やはり買うとなると大きな買い物です。

だから実用品という側面がある一方で、コスパだけで買うものでもないとも思うんですよ。

もしコスパだけなら「一番室内が広い真四角のボディで、最も燃費のよいエンジン(HV)の車」しか売れないわけですからね(そういう傾向もあるにはあるが)。

だからこそ、強烈なホンダファン(もしくは日産ファン)を育てていくためにも、新しい経営陣にはそういうカーガイ的なアピールをガンガンしていって欲しいなぁと思います。

まとめ

YahooニュースやYoutubeのコメント欄を見る限り、今回の提携はあんまり歓迎されていない気がします。

でも考えてみれば、日本には自動車メーカーが多すぎたのも事実だとも思います。

英国などの轍を踏まないようにするには、もしくは日本の家電メーカーの二の舞いにならないようにするには、今回の様な集約化は必ず必要になってくるのは間違いないところでしょうね。

ですから、この話は結構好意的に見ています。

個人的にはホンダのファンではありますが、日産も三菱も(もちろんその他のメーカーも)好きですからね。

頑張ってもらいたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました