こんにちは、しろもじです。
クロスカブを含めたカブシリーズの特徴として「大きな荷台」がありますよね。
この荷台。
そのまま荷物をロープなどでくくりつけるような使い方も良いのですが、普段使いでしたら箱を固定してその中に買い物や荷物を入れるような使い方が便利だったりします。
基本的にはカブには色々な箱を付けることができるので、あまり深く考えず気に入ったものを取り付ければいいとは思いますが、最初は迷うこともあるかもしれません。
そこで今回は、私がクロスカブを買ってから2年間、あれこれ悩んで付けては取ってを繰り返した箱遍歴をご紹介したいと思います。
ホームセンターBOX
一番最初に買ったのはホームセンターのプラスチック製のボックスでした。
実はその箱自体は既に処分してしまったので(人にあげちゃった)正確にどの箱だったのかちょっと分からないんですよね。
本当になんの変哲もない箱でした。
ただ容量が小さく、20Lくらいの大きさだったのは覚えています。
ちょうどクロスカブの荷台くらいに収まる大きさだったんですよね。
これをなぜ止めたのかというと「流石に小さすぎた」からです。
堅牢な箱だったので安心して使えたのですけど、買い物した荷物を入れるといっぱいになってしまい、ちょっと大きなものを買うと入らないという。
またこの箱のときは荷台にビスで固定していたのですが、取ったり付けたりが面倒になったのも大きな要因でした。
次に検討したのが、ホムセン箱と似ていますが、カブの箱ではおなじみの「アイリス箱」です。
カブといえばこの箱! というくらい定番なので、流石に素晴らしく
- 鍵付き
- 堅牢
- ロープを通すガイド付き
と、隙がないスペックになっています。
ただ、私はこれを買いませんでした。
理由は「あまりにも売れているから」というひねくれ者の考えからです(笑)。
ちょっと定番すぎるんですよねぇ……。
ジェイエムエス(JMS) 一七式特殊荷箱
次に検討したのが、YoutubeでクロスカブのVLOGで紹介されていたこの箱です。
いかにもクロスカブに合いそうな箱ですよねぇ。
実はこれは買う寸前までいっていました。実際にカートに入っていたんですけど、結局決済には至らず。
なぜかと言うと、これまた上に書いたように「取り外しが面倒そう」というものです。
カブの箱には「付けたらずっと付けておく」というものと「必要なときだけ付けて、不要なときは取り外しておく」という使い方があると思いますが、私の場合は後者の方なんですよね。
なので脱着を楽にしたい。
この箱に似たアンモボックス、いわゆるアモ缶も検討していたのですが、これも同じ理由で却下。
形的にはどちらも超絶好みなんですけど……。
ニトリのワイヤーバスケット
次に検討、というか買ったものがニトリで売られていたワイヤーバスケットでした。
たまたま寄ってたニトリでそれを見つけて「ベルトのようなもので、荷台に固定すれば取ったり付けたが簡単なんじゃね?」と思ったんですよ。
ワイヤーだしベルトを通すところはたくさんありますしね。
上の画像は白いコットンが付属していますが、私が買ったのはこのワイヤーだけのものでした。
ただ、買ってきてベルトで固定してみると、ワイヤー同士に余裕があるので固定はしやすい。
だけど逆にグラグラずれちゃうんですよね。
考えてみれば当たり前なんですが、もっとうまく固定できると思っていたんですよね……。
よってこれは1日で廃案になりました。
ホンダ純正ラゲージボックス
ここまで来た辺りで「もう完全に固定しちゃえばいいんじゃね?」と方針を転換すべきかどうかを検討するようになってきました。
そのときまず最初に候補にあがったのが、ホンダ純正のラゲージボックス。
銀行員さんがつけているやつですね。
確かにダサい。
でもそれがいい。
おじさんになってくると、そういう考えになってくるんですよ。
しかもリンク先のものはスチール製ということもあって無骨。
正直かなり買いそうになっていました。
なぜかと言うと、これもまた「大きさが微妙だった」からです。
39Lとあるのですが、なんとなくもう少しサイズが大きいものが欲しい。
それならばと検討したのがこれ。
郵便屋さんの箱っぽいやつ。
もうちょっとオシャレなやつとして
GIVIの箱もかなり真剣に検討しました。
この辺りで「一体、私は箱に何を求めているんだろう」という禅問答みたいなことを結構真剣に考えていました。
先程から何度も書いていたように、やはり要らないときは取り外しておきたい。
その理由は乗り降りがしにくくなるからです。
カブの場合、シート前(つまり普通のバイクのタンクのあるところ)から脚を入れることができるので、荷台に箱があっても大丈夫と言えば大丈夫なのですが、ちょっと乗り降りはしにくくなります。
なので「荷台につけていても跨いで乗れる高さの箱なら、普段から付けておいてもいいのかも」といいう結論に達しました(それが先程のニトリのワイヤーバスケットを買った理由でもあるんですが)。
そして買ったのがこれ。
ゴールドウィン GWM X-OVER リアバッグ 24
本来は後部シートでベルト固定するシステムになっている同製品ですけど、これが荷台下にベルトを通すことで同じように固定できるんですよね。
少しだけ知恵の輪風になるのですが。
これとバックパックを併用することで、かなりの荷物を運ぶことができますし、どうしても荷台に固定しないと入り切らない荷物の場合は、ゴールドウィンを取り外してその中に入れておいたロープで固定するという感じの運用です。
このバックはかなり理想に近くって、結局1年近く使い続けていました。
使うのを止めたのは「防水用のカバーが暴風のときに飛んでどこかに行ってしまったから」です。
こいつの一番の難点がこれなんですよね。
一応本体自体もある程度なら水を弾く(というより浸水を防ぐ)のですが、長い雨になるとやはり染みてきてしまうんです。
そして何故か替えのカバーが売っていないんです。
それと日光に当て続けた結果、1年ほどで退色してしまったのも止めてしまった原因です。
TRUSCO(トラスコ)”ダンボー”薄型折りたたみコンテナ 50L ロックフタ付 TR-C50B-A-DNB
そして現在も利用しているのがこれ。
折りたたみコンテナボックスです。
こいつは容量50Lと、かなりの大容量。
これを固定するのに使ったベルトが、最初はこういう
ホームセンターにある結束ベルトというのを使ってみたんですが、これは全然駄目でした。
プラスチックの留め具で止めるんですけど、すぐにずれちゃうんですよね。
そこで買ったがこれ。
ラチェット式のベルト荷締機です。
こいつは凄いやつで、ラチェット部分にベルトを通して
ラチェットをコキコキするだけで、ベルトを締め上げることができるんですよ。
クロスカブの荷台にベルトを通して
荷台がキズキズにならないように緩衝材を敷いて
ラチェットで締め上げると、かなり強固に固定することができます。
上にある網状のバンドは、この固定方法だと蓋が閉まらなくなってしまうため、荷物が飛び出さないように設置したものです。
この「蓋が閉まらない」というのが、思っていた以上に困り物で「駐車中に荷物が丸見えになる」「ちょっとした雨でもずぶ濡れになる」という、かなり致命的なデメリットが存在します。
そこでベルトだけ替えました。
ROK straps
このベルト、かなり秀逸なものになっています。
色もかなり好みなのですが
ベルトの両端はループ状になっていまして、これをクロスカブの荷台のフックに引っ掛けます。
中央にはプラ製のバックルがあります。またベルトの片方(写真では左側)は強力なゴムになっているんですよね。
なので、両端をフックに留め、バックル部分から出ているロープをぐいっと引くと、ゴム部分が伸びて、かなり強力に締め上げることができるようになっているんです。
先程のラチェットもしっかり縛り上げることができるんですけど、こちらも同じくらいのしっかり感があります。
しかもベルトが薄いので、蓋が(やや強引な感じがしますが)閉まります。
まとめ
どのようにカブを使うのかによって、選ぶ箱は異なってくると思います。
あれやこれやを悩んで買って、というのもカブを楽しむ醍醐味かもしれません。
私の場合は上で散々書きましたが
- 取り外しが容易
- 付けたときは容量がそれなりにある
という2点を重視した結果、このコンテナボックスとROK strapsの組み合わせがベストであると思いました。
今現在はこのコンテナにタープとかテーブルとかの荷物を入れておいて、デイキャンプに行くときだけ荷台にくくりつけるというやり方をしています。
皆様にとって最善の箱が見つかりますように。
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