「バイクに乗りたい!」
「そうだ、免許を取ろう!」
というところで、はたと気づくのが「メットどうしよう……?」という問題です。
教習所には備え付けのヘルメットがあるんですけど、私は汗っかきだし、そもそもどうせメットは買わないといけないんだし、ということで教習所に通う前にヘルメットだけは購入しておきました。
それがこれ。
OGK KABUTOの「FF-R3」という、フルフェイスヘルメットです。
選んだ理由
これにした理由は……単純に「フルフェイスの中で、最もお求めやすい価格帯だったから」です!
私が買ったときで14,000円弱程度。最近では在庫がなくなったりしているときもあるので、もしかするとモデルチェンジ前なのかも?
ヘルメットメーカーは数多くあり、選ぶときは色々悩んでしまいますよね。国内メーカーで有名どころでは、「Arai」「SHOEI」などを筆頭に次に来る辺りが「OGK」でしょうか?(個人の感想です)
OGKと言えば、去年あたりにJIS認証取り消し問題とかあったりして、色々言われているメーカーではありますが、個人的にはそんなに気にしていません。
無名の中華メットよりは、はるかにマシでしょう。
フルフェイスを選んだ理由は、これまた単純で「今までずっとフルフェイスだったから」です。原付きに乗っていたころのことですね。そのときはSHOEIを買っていたんですけど、今どきのSHOEIは結構なお値段がするんですよねぇ……。
バイクに免許と一気に散財していくときなので、ここだけちょっと妥協した感じです。
レビュー「基本性能としては価格以上に素晴らしい。でも……」
では、商品レビューにいきましょう。
外観はさっきの写真をもう一度貼っておきましょう。
特に可もなく不可もなしという感じです。OGKのヘルメットはどちらかというと「カッコいい」のが多いので、表面なんかもうねっていたりするのですけど、このヘルメットはベーシックなものだからかその点は普通です。
ただ個人的にはその方がいいんですよね。
ブレスガード(息がシールドにかかり曇るのを防ぐもの。写真では開口部下についてる黒い樹脂パーツ)は小さめです。あんまり機能してない感じですが、その分圧迫感もないです。
メット開口部の下にはエア取入口が。ここもちょっと小さめで「ないよりマシ」な程度。
エア取り入れは上部にもあって、ここから入って
ヘルメット後部のここから、内部の熱気を抜くみたい。
上の方は開放しておくと若干涼しいかなぁ……という感じです。冬に開けているとよく分かるんですけど、夏は分かりにくいですよね。
シールドの脱着はとても簡単です。そんなに取り外したりしないだろ、と思われるかもしれませんが、拭き掃除するときなどは外した方が簡単なんですよ。だから脱着が簡単なのは嬉しいところ。
バックルはワンタッチタイプなので、パチンとはめて外すときは赤い部分を押せばOK。まぁ今どきは普通ですよね。
当然インナーは外せます。
インナーは3分割。取り外しは簡単ですが、取り付けはちょっとだけ戸惑います。上の写真の左下のパーツに白い樹脂パーツが2つ見えますが、これをヘルメットの所定の場所にパチンとはめるわけです。
それが場所によりはめにくいので、少しだけ慣れが必要……というわけですね。でもまぁ、そんなに難しくはありません。最初に「あれ、あれれ?」と思うくらいです。
それよりも、このヘルメット最大の問題は「大きさ」。
今どきの他のヘルメットのことは分からないのですが、前に使っていたSHOEIのときは「一番大きいサイズでちょうどいいか、少し大きい」くらいだったんです。でもこの「FF-R3」では最大サイズのXLでもキツイ!
もう少し正確に言うと「入り口が狭い」という感じ。色々調べたところ、どうやらこのヘルメットはインナーパッドでサイズを調整しているようなんですよね。
だからガワはMでもXLでも同じ(だと思う)。故に被るときの入り口付近が、頭が大きい人にとってはちょっとキツイというわけです。
まぁ結局は慣れるんですけど、最初に被るときは「え、これ絶対入らないじゃん」と思ってしまうほどで、逆に脱ぐときは「マジかよ。取れない」と焦ります(笑)。
何度か被ったり脱いだりをしていると、ヘルメットがこなれてくる……というよりは、頭の方が慣れてきます。
ちなみに被ってしまえば、そこそこ快適です。キツイということは逆に言えば「しっかりホールドしている」ということで、頭を振ってもずれる感じはありません。
ただその分、夏は暑いです……。記事を書いている今は冬なんですけど、これをもう一度夏に被るのか……と言われるとちょっと悩むところ。特に近所に買い物程度であれば、もう少しラフなメットでもいいかな、と思っています。
品質については概ね満足なんですけど、一部に「これどうなん?」という箇所もあったり。例えば下の写真は、メットの下端にあるメッシュ部分なのですけど、接着剤がもろにはみ出して固まっています。
左右二箇所あり、もう一方はキレイに仕上がっているので、つくった方がうっかりしちゃったんだと思います。機能上は問題ないですし、更に言えば自分は気にしませんが……。
総評
私は最近コンタクト改め、メガネっ子になったんですけど、メガネも装着しやすかったりします。スリットがあるので、そこにメガネの弦を入れていくと固定されると言う感じです(耳にはかからない)。
このように「被ってしまえば結構快適」なのが、このヘルメットだと思われます。シールドの上げ下げもキッチリしていますし、フィット感もよく首を動かしてもグラグラはしません。
ただその分、被るのがキツイのでちょっと面倒かな……と思うことも。ただそれはこのヘルメットに限った話ではなくて、フルフェイス全般に言えることですけどね。
品質について、一部批判的なことも書きましたが、値段を考えると十分すぎるとも言えます。見た目も派手すぎず、でもカッコいいというのも高ポイントですね。
強いて言えば「これがクロスカブに似合うのか?」というのが微妙なところかも(笑)。
まぁ、誰かに見せるために被っているわけでないので、別にいいんですけどね。
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