「もう自動車教習所に通うことなどないだろう」と思っていた人間が、40歳を過ぎて自動二輪免許を取得するために、再び教習所に通うことになったシリーズ記事です。
一応、教習所に通い出したころからメモは取ってあったのですが、記事を書いているのが免許取得後、2ヶ月程度後のことなのでややあやふやなところもあります。歳取ると、物覚えが悪くなるからしょうがないですね。ちゃんとそのときに書いとけって話ですが。
入校日
私が通った教習所は、岡山市街地からやや東部にある「まるやま自動車教習所」というところ。今は「岡山(円山)自動車教習所」というのが正式名称みたい。岡山自動車教習所というのは別にあるので、統合したのかも。
自動車免許を取ったのは京都だったので、岡山の自動車教習所に通うのは初めて。どこがいいのかさっぱり分からず、とりあえず一番近く行きやすそうなのを選んだわけです。
電話で予約し入校日に初登校しました。
写真などは勝手に撮るわけにもいかないので、本シリーズでは文章かイラスト辺りでお茶を濁したいと思っていますが、一枚だけ。
行く前にiPadのマップAppで場所は確かめていたんですが、こんな坂があるって聞いてなかった!(笑)
写真で見るとなだらかに見えますが、実際にはかなり傾斜の強い坂です。教習所へは自転車で通うことにしたのですけど、初日は坂の中腹辺りで押して歩くことに。
後々、再び思い知らされることになるのですが、ここで日頃の運動不足を実感しました。
教習所は上記リンクからWebサイトを見てもらえればある程度分かるかもしれませんけど、よく言えば牧歌的な雰囲気。悪く言えば一昔前の施設って感じです。「The 昭和」なテイスト。
個人的には「嫌いじゃないぜ、そういうとこ」なのですが、若い人はどうなんだろう? まぁ、施設が新しくても教習には関係のない話ですからね。
受付に行くと申込用紙に記入し、視力検査。最近メガネっ子になっていたのですが、どうやら度が合っていないらしく、ギリギリ合格という有様でした。メガネ買わなきゃ。
その後、入所講習(と言うのかな?)の教室までスタッフさんが案内してくれました。スタッフさんは結構フレンドリーな方が多い印象です。教官はちょっと怖い方(愛想のない方)とそうじゃない方に二分される感じ。
同じ入所日の人は、私を含めて4人。みなさん、見た感じ私より若い印象です。最年長かよ……と若干凹みます。
最初にもらったトートバッグに入っていた書類を見ながら、教習所と教習の説明。ここで教壇に立っていたのが二輪の教官なのですが、ちょっとお年を召したおじいちゃん、とまではいかないかなぁという方。
教習時もそうだったのですが「事細かく教えます」というよりも「だいたい分かるっしょ?」という感じで、説明もかなりざっくりしていました。写真撮影などを挟みながら、一通りの説明が終わり教室の外へ。
「車に乗って」と言われて教習車に乗り込みます。
まるやま自動車教習所は、四輪コースと二輪コースが別。後で教官に聞いたんですが、こういうのは結構稀だそう。普通は混在して走るのだそう。京都のときはどうだったかなぁ……思い出せない。
教室や受付の近くに四輪コース。そこから一段下がったところに二輪コースがあります。
なので今回は車で移動でしたが、普段は「受付→歩いて二輪コースへ」という感じで、ちょっと大変でした。まぁ、言うほどじゃないんですけどね。
二輪コースには待機所としてプレハブの建物があります。ちょうど暑い季節だったので、エアコンをガンガンにかけていましたが、それでもじんわり暑い。待機所とかコースの簡単な説明。そしてプロテクタの付け方の説明……なんですが、ここでも「付け方分かるでしょ?」という感じ。いや、確かに分かるけど。
実際に装着はしないで、簡単に見るだけでプロテクタの説明は終わり。続いて屋外に出てコースとバイクの説明に移ります。
先程話したように二輪は専用のコース。四輪コースの半分程度の大きさしかありません。個人的には四輪との混走よりはマシかなぁと。怖いしね。
待機所の隣にバイク保管庫みたいなのがあって、その前に4台のバイクが置いてありました。今回の4人の教習生は「普通自動二輪」が2人「小型自動二輪(AT)」が2人で、小型の方はスクーターみたいなヤツ(バイク名は分からない)で、普通は教習車の鉄板モデルである「CB400SF」。
もちろん「バイクを見るのは生まれて初めて」なわけはないんですが、実際にバイクの隣に立ちスイッチ類の確認をしているとき思ったのは「でかい……」でした。あまりの大きさに戸惑っていると「じゃ、バイクを倒して下さい」という教官。
意味が分からなかったんですが、どうやら「バイクの引き起こし」のテストをやるみたい。てか、もう入所したしお金も払ったし、ここで「ダメでした、テヘ」ってわけにはいきません。あとで聞いたんですが、小型の方のひとりは普通で来てたんだけどこれができずに小型に変えてもらったのだとか。
まぁ起こすのは確かに重いんですが、一般的な成人男性ならできないことはないはず。女性はやっぱり難しい方もいるかもなぁという感じです。コツというほどじゃないですが、ハンドルの向きだけ気をつければ、そんなに力は要らない感じです。右ハンドルを手前に引くような感じですね。
起こすのよりも、その前に倒すときの方が気を使いました(笑)。
再び本館(?)に戻り適性検査。
昔にもやった覚えはあるけれど、今のはなんか違うんですよね。前はもっと分かりやすかった気がするんですが、今のは「それ教習に関係ある?」というような質問や、IQテストみたいなのもあったり。より正確に判断できるということなのかな?
結果は後日渡されましたが、驚くほど平均的。
次回へ続きます。
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